日本の主要河川と洪水リスク
日本の河川は急勾配で流路が短く、降った雨が急速に流下する特性を持っています。そのため、集中豪雨時には短時間で大量の水が下流に流れ込み、堤防を越える危険があります。特に、流域面積が大きい四大河川(利根川、木曽川、淀川、石狩川)では、広い範囲の洪水リスクを抱えています。
主要河川の洪水想定区域
利根川は関東平野を流れ、決壊時の想定浸水面積は約2,700平方キロメートル。木曽川は名古屋平野を流下し、洪水時には愛知県と岐阜県の人口密集地が浸水する危険があります。淀川は関西地方を流下し、京都、大阪、兵庫県の都市部が洪水リスクを抱えています。特に近年の強雨化により、従来の想定を超える洪水が発生する事例が増えています。
洪水ハザードマップと対策
国土交通省と各都道府県は全国の河川について、100年に1度の確率で起きるとされる洪水(200年確率、500年確率のデータも公開)時の浸水深や浸水範囲を示すハザードマップを公開しています。これらのマップは市町村の土地利用計画や都市計画の基礎となり、住民の防災対策にも不可欠な情報となっています。